ほめ言葉にもコミュニケーションの5つの基本を当てはめましょう

(1)相手がほめた気持ちを「きちんと受け止める」ほめた内容には同意できなくても、気持ちを受け止めることができる。ごまかしたり、ちゃかしたり、無視したりしない。 ×「何言ってるの、冗談ばっかり」 ×「全然そんなことない」 ○「自分ではなかなかそう思えないけど、そんなふうに言ってくれてありがとう」 (2)ひねくれたり、過度に否定したりせず、自分の気持ちを「正直に」「わかりやすく」表現する。例えばうれしかったり、照れくさかったり、恥ずかしかったり、ほっとしたりそういう気持ちを表現する。「そう言われるとうれしいな」「なんか照れちゃうな」「そう言われるとほっとするな」 (3)過度に謙そんし、自分を過度に低め「全然だめ」とか言うなら「対等な」人間関係は築けません。 3つの受け方を上げます。自分と相手の両方の役をやってみましょう。 A「その服似合うわよ」 B「ううん全然(手をふる)何着てもきまらなくて」 A「その服似合うわよ」 B「え―、ありがとう。そう言ってくれるとうれしいわ。」 A「その服似合うわよ」 B「え―、(頭に手をやる)なんかはずかしいけど、そう言ってくれるとうれしいわ。」 どんな感じがしましたか 正直」で「わかりやすい」表現と感じたのはどれでしょうか。 またほめた側は自分の気持ちを「きちんと受け止めてくれた」感じがしましたか。 家族の場合はもっとてれくさくて素直になりにくいでしょうし、緊張感、親近感は他人と違うでしょう。 こども「お母さん、この前お客さんにだしたごちそう、すごくおいしかったよ。」 親「何言ってるのよ(手ではらうようにして)ほら早く勉強しなさい。」 こども「お母さん、この前お客さんにだしたごちそぅ、すごくおいしかったょ。」 親「(ちょっとニヤニヤして)え―、そうかな。何かそう言われちゃうとまたはりきっちゃうな―。」 こども「お母さん、この前お客さんにだしたごちそう、すごくおいしかったょ。」 親「え―、ほんと?失敗したと思ってたけど、何かよかった。」