秘密と否認 凍りついた感情とは?

信頼は卒直さと正直さの上に築かれます。アルコール依存者のいる家庭環境では秘密と否認の上に築かれています。家庭での事は恥とされ外部に漏らす事はしてはならず、家では何も問題がないのだと否認されます。アルコール依存者は感情や行動がその日によって、時間によって次々と変わるので信頼できず、約束は破られます。彼らが道徳的でないからとか、注意が足りないからというより飲酒に夢中になることが優先事項となり、それ以外は二の次になる為です。こうした家庭で育ったために、自分を隠し、自分は全てが上手くいっていると感じるように考えます。子供達は気持ちを気楽に話し合えないと、感情を押え付けるようになります。顔で笑っていても、辛い思いをして学校に通っています。家庭内の秘密を知られるのが怖いので、誰とも親しい関係を持つことを避けるようになるかも知れません。