インナーチャイルド放浪記ステップ9 今日1日を、この瞬間を生きる

過去を振り返って、教訓を得るのは大切なことですが、戻ってこな い過去を悔やみ、不満を持って過ごし、今を生きようとはせずに、一日一日を 無駄に過ごしてはなりません。わたしたちが生きられるのは今だけだからで す。 また子どもたちには、今日という日に時間と愛を贈りものにして、あげなけ ればなりません。それを何かのために惜しんで、一日延ばしに延ばしていく と、子どもはもう何も受けとらなくなってしまうかもしれません。今日という 日は二度と戻ってこないのですから。ある雑誌には次のようなことが書かれて いました。  「わたしたちの社会には、今を生きることを教えてくれるものが全くありま せん。この社会のあらゆるものはこの問題を避けて通っています。学校には いった時から、親や先生は、さあ次の用意をしなさいといい続けます。大学に はいると、さあ次は、という圧力が強くなります。幼い時から、先のことを考 えるようにならされて、その考え方をどこへ行ってもあてはめるのです。これ は考え方の型になりました。どこかへ到達することを望みますが、どこでもい いのです。いつか、自分を夢中にしてくれる人が現れるのを待ち望み、それが 終わると、子どもが大きくなって手が離れることを、次には退職する日を待ち 望みます。いつも宙ぶらりんで、待ち望んでいた日がいざ来てみるとそれは今 日と少しも変わらないことに気付かされるのです」。  「もっと大きな喜びや意識を持って、また高められた自覚を持って生き、そ れによって、一刻一刻を掘り下げ、それを満足感で満たすという、異なった種 類の生活を育むことができるはずです。いやできなければなりません。わたし たちは一刻一刻を軽く見て、明日に目を向けますが、今わたしたちの手中に あって、可能性を秘めてふるえているのは、この瞬間であって、まだ訪れてい ない将来ではありません。一刻を味わい、注意を払って今の瞬間を生きてはじ めて、わたしたちは本当に生きていると言えるのです」。 考えてみましょう!  私たちのインナーチャイルドはどうでしょうか? 過去に生きてますか?今を生きてますか? 過去のネガティブな感情に支配されて今この瞬間の積極的な感情を味わえないなら今での過去に生きているかもしれませんね、、  人生1回は徹底的に自分の過去と向き合い、今日この瞬間を楽しみ生きてゆく事を経験してゆくなら 幸せとは、本当は、見る視点、考える視点では、どこにでも転がっているものであることに気付くかもしれませんね、、  私たちの周りにある良い物に心を止めるためには、ネガティブな過去に生きている心を良い事を受け取るための 感度の良いものに変えてゆく必要がありますね。 昔、近所の遊園地の砂場で、砂を掘り起こし水が湧いてくるまで掘ったことがありました。  最初は、真っ黒な泥水で、泥水を何回もくみ上げては捨て、それを何回も何十回も根気よくやっていると 最後には、澄み切った綺麗な水になります。  私たちの心も、多くのトラウマで、傷付き外側は、最初に湧いてくる泥水のように、何の価値も感じられないかもしれません。それでも、根気強く自分の外側の泥水を捨ててゆくなら、本当に綺麗な水 貴方の本当の価値が出現してくるでしょう!  貴方はそうした真の自己 インナーチャイルドと出会う事ができるのです。