なぜ正直にコミュニケーションをするべきか

自分の気持ちをおさえて他の人にいつもゆずっている人がいます。いやなのにいやとは言わず、いつも「いい人」を演じコミュニケーションします。自分の気持ちにふたをし、言いたいことをおさえ続けてもいいではないかという人がいます。気持ちにふたをすれば相手にとっては自分の意見を通してくれるわけで好都合だし、こちらにとっても波風立たないし「いい人」でいられるし、お互いにとっていいのではないか?と思う人もいるでしょう。しかしそれは大きな間違いです。なぜならずっと気持ちをおさえ通すなんて無理だからです。人間には限界があります。例えば今まで不当なことにも耐え「いいよ」と言ってずっと長年無理して引き受けていたとします。 しかしいい加減いやになってきて疲れ果て、「もういやだ」と急にパタッとやらなくなる。そして顔を見るのもいやになって会うことさえしなくなる。こんなふうに人が変わったように急に態度が変わってしまうなら相手は混乱しますし、信頼感がなくなります。こんなんでは波風は大いに立ってしまうではありませんか。その人との仲は最悪になります。このようにがまんし続ける人はよく人に次のように言われます。 「あなたがそう思ってるなんて全然知らなからた。」 「どうして何も言ってくれなかったの?」 「もっと早く言ってくれればよかつたのに」 あなたはどうですか。 正直にコミュニケーションしない人は人間の限界、 のかもしれません。 人間の必要としているものを自覚していないのかもしれません。