私達の傷つくその心とは何?

一般に中心部,つまり内部を表わしており,したがって人の様々な活動のすべて,人の欲求,愛情,感情,情欲,目的,思考,知覚,想像,知恵,知識,技能,信条や推論,記憶や意識のうちに表われる内面の人」を表わしていると言われています。 心の欲求、愛情について考えてみましょう。私達が小さかった頃、0歳から2歳まで乳児期に親をとうして供給されなければならなかったものは安心感、愛情、世話など当たりまえですが、それがその子に自分は生きるのにふさわしい人間であり、世界は安全というメッセージを供給しそれは自尊心の基盤を与えます。そして児童期には正しい基準にそった将来自立してゆくためのしつけが、愛を持って与えられていきます。トラウマはその親の愛ある養育の質と供給が正しく機能してなかった状態で生まれます。虐待であったり、そうした事がない場合でも事故であったり何らかのその時期、その時期における必要な欲求や愛情が正しく供給されなかった場合に心は満たされず、傷つき、成長をやめてしまいます。私達は、自分が得そこなった欲求や愛情にきずいてあげ、今愛ある親的存在として、いまだ満たされないその心の欲求や愛情を正しい仕方で供給してあげる必要があります。いままでは、危険な仕方でその欲求や愛情を埋めようと行動せざるを得なかったかもしれません。その傷がかなり深い場合、それを完全に癒す事は難しいかもしれませんが、かなりの程度、回復できるでしょう。私達の傷つく心とは、必要な時に与えられなかった、欲求や愛情を意味しています。