過剰に発達した責任感と不適切に表現された性

過剰に発達した責任感と不適切に表現された性 13)過剰に発達した責任感 機能不全の家庭の子供として、わたしたちは親の問題に対して責任を感じていました。わたしたちは「手本になるような子供」となり、他の人たちが望んでいると思える方法で物事を取り決めようと努力しました。わたしたちは、他の人の感情や行動に対して出来事の結果に対してさえも責任があると信じ込みました。今もって、わたしたちは他の人の必要に対して非常に過敏なままであり、彼らの必要を満たす責任を引き受けようとします。わたしたちにとって完璧であることは重要なことです。わたしたちは人々が自分たちに感謝してくれるよう、物事を進んで行なうと申し出ます。過剰な責任感のために、わたしたちはできないほどの約束をしてしまい、とてもさばき切れない程たくさんのことを引き受ける傾向があります。 責任過剰であると、わたしたちは次のようであるかもしれません ・人生を重大にとりすぎる ・他の人を操る ・完全主義者である ・頑固に見える ・高い業績にこだわる ・偽りのプライドを持っている 例:わたしは仕事で物事がうまくいかないと過剰に責任を感じてしまう。なぜならそれはわたしの失敗だと思うからだ。この事はわたしの健康に影響を与えている。わたしは極端に緊張して張り詰めており、頭痛がする。この事はわたしの恨みと怒りをかきたてる。わたしはすべての仕事をわたしにさせる人たちを憎んでいる。この事はわたしに罪悪感を抱かせる。  わたしたちは他人の行為や感情に責任はないという事実を受入れると、自分自身に目を向けざるをえなくなります。他の人に変化を強要することはできないこと、人は自分に対して責任があることをわたしたちは理解します。自分自身の行動に責任を持つようになると、わたしたちは導きを求めて神に頼り、自分自身の必要を気遣わなければならないことに気づくようになります。それからわたしたちは、自分自身を支え養うための時間とエネルギーを見つけるようになるでしょう。 過度に責任を取るのを止めるにつれて、わたしたちは次のようになり始めます ・自分を気遣う ・自分自身の限界を受入れる ・余暇を楽しむ ・責任を委譲する 14)不適切に表現された性(セクシュアリティー)  わたしたちは、自分の性的感情が、不自然で異常であると考えるように教えられてきました。自分の感情を他の人と分かち合うことが不器用なため、わたしたちは自分自身の性についての健康的な態度を育てていく機会がありませんでした。わたしたちが小さい子供のとき、子供風士で身体的な性的探求をして、厳しく叱られたかもしれません。与えられたメッセージは、「性は汚い、話すべからず、避けるべし」と言うものでした。わたしたちの中のある人たちは、それで親のことを性を全く容認しない人、あるいは全く性的でない存在とさえ見なしていました。またわたしたちは、自制の欠けた親か近親者に、性的に辱められたかもしれません。その結果わたしたちは、自分の性的役割について、不安で気詰まりを感じます。わたしたちは誤解されたり、見捨てられたりするのではないかと恐れて、パートナーと性について自由に話しません。親として、わたしたちは性について自分の子供達と話すのを避け、性的な面で主体性を示すことを避けているかもしれません。 不適切に表現された性によって、わたしたちは次のようであるかもしれません ・道徳感を失う ・親しい交わりを避ける ・冷感症または不感症になる ・他の人を誘惑する ・好色である ・罪と恥を感じる 例:わたしは配偶者が親しい交わりを必要としているときに自分の性を不適切に表現する。なぜならわたしは汚れていて愛してもらえるわけはないように感じるからだ。この事はわたしたちの関係に影響を与えている。この事は理解してくれないことのゆえに配偶者に対する恨みをかきたてる。またその結果、わたしはこうしてしまう自分自身を憎んでいる。この事はわたしを孤独な気持ちにさせる。 わたしたちの自己価値は高まっていき、わたしたちは自分自身を価値ある者とみなすようになります。自分を愛する気持ちと、自分を気遣う能力が増大するにつれて、自分を愛し、大切にしている健康的な人たちと一緒にいることを求めるようになります。誰かと関わることを恐れる度合いが小さくなり、情緒的、精神的、性的 に、健康な人間関係に入っていく準備が以前よりもできるようになります。自分の感情や強さや弱さを分かち合っても、もっと安全に感じるようになります。自分に対する信頼感が成長し、自分が傷つきやすいことも許せるようになります。わたしたちは、自分や他の人が完全でなければならないという必要や欲求を放棄し、そうすることによって、自分自身を成長と変化に向けて解き放ちます。わたしたちは自分の性(セクシュァリティー)について、子供たちにも正直です。わたしたちは彼らの知りたいという気持ちや彼らが健康的な性的存在であることを受け入れます。 自分の性(セクシュァリティー)を受け入れると、わたしたちは次のようにな り始めます ・性についてオープンに話す ・自分自身の性的な必要を考慮する ・性的な自己を受け入れる ・親密な感情を分かち合う