傷ついたインナーチャイルドをどのように守ってあげられるか?

自分の存在そのものを愛されなかった子供は、自分を愛する術を知りません。大人になったら、自分自身の失われた子供を養育し、母のようにその子を世話してやる必要があります。子供は単純な事を欲しています。聴いて欲しいのです。愛されたいのです。言葉を知らずとも。自分の権利が守られ、自尊心が侵害されない事を求めます。そしてあなたがそこにいる事を必要としています。傷ついたインナーチャイルドを保護し、守ってあげる事が必要です。幼い子供にはそれが必要です。ICは新しい親としてのあなたを信頼できるか迷っています。ある時は完全に信頼しますが、ある時は恐れ、とまどうでしょう。なぜ?今までその存在にも気づかず、どれほど傷ついていたかも知らなかったのです。そして気を配る事もできませんでした。こうして何年も過ごして来た訳ですので、あなたの傷ついたICといい関係を築くには時間をかけてチャイルドの信頼を得てゆく事が必要となってきます。 自分が傷ついたインナーチャイルドの愛ある親になるとは? 自分を育て直す最初の一歩は自分の内面にある愛する能力を引き出す事にかかっています。それは自分を肯定する力、自分を見限らない、傷ついているインナーチャイルドを辛抱強く世話する、自分の回復を信じる、苦悩にじっと耐える、こうした愛の力が必要です。でも自分は親からそんな愛はもらっていないので傷ついたインナーチャイルドにとって愛ある親になれない!と感じるでしょうか?そう感じるかもしれません。それでも今生きているあなたは、愛されて来たゆえに、自分を見限らなかった故に、生きているのです。あなたの内面にある愛の力によって生きてきたのです。いままでにあなたが経験してきた、わずかであっても示されてきた人々からの愛や親切などを吸収してこれたのです。そして自然の恵みに浴し、動物からも癒されてきたかもしれません。音楽、絵画、旅、などからも力や元気をもらってきたでしょう。その全ての良い物があなたの愛ある力となり得るのです。これを評して愛の真実の歴史と呼び今こそ、癒しと回復のために自分の内にその力を結集させて自分の傷ついたインナーチャイルドの親となって癒しの力としてゆく必要があります。そして養育的な親として、愛情、世話、心使い、元気付ける、配慮する、慰める、支持してあげるこんな特質を自分に持てるようにしましょう!道のりは長いかもしれませんが、共に歩む仲間がいる事を忘れてはなりません!